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ちょっと待って!その方法で大丈夫?事前に知っておきたい不用品回収関連トラブル

 

たくさんの不用品を一度に回収してもらうために便利な不用品回収サービスですが、時と場合によってはそれが大きなトラブルに発展する可能性を秘めているので注意が必要です。

そこで今回は、これから不用品回収をしようと考えているときに、事前に知っておきたい「不用品回収関連のトラブル」について、そして不用品回収関連トラブルを未然に防ぐための対策や解決方法などについてご紹介します。

 

事前に知っておきたい不用品回収関連トラブルのケース

自宅にいるときによく不用品回収関連の呼び込みの放送を聞いたり、家のポストに不用品回収サービスに関するチラシが入っていたりすることがあります。

だからこそ、案外身近なサービスだと考える方も多いようですが、気軽に使える反面気を付けておかないとトラブルに発展する可能性があるので注意が必要です。

以下では、不用品回収をしたときによくあるトラブルやその防止策についていくつかまとめています。

 

よくあるトラブル(1)悪質な業者に騙された!?

不用品回収関連のトラブルとしてよく挙げられるのが、「悪質な業者に騙された」ということです。

「不用品を無料で回収します」といった宣伝や、「今すぐ置き一人に伺います」といった甘い営業広告に誘惑されて業者に依頼してしまったところ、結果的に「無料ではなかった」、「必要のないものまで回収していかれた」といったトラブルが残念ながら発生しているのです。

 

トラブルを防止するための対策や解決策

悪質な業者に騙されるといったトラブルを極力防ぐためには、少しでも不安なことがある場合には「業者を家に招き入れない」、「見積もりをするまえに依頼しない」、「無料の裏には何かあると勘ぐる」といったことが大切です。

もちろん、すべての業者が悪質とは限りませんが、飛び込み営業で家を訪れる業者から話を聞くときには一人で断り切れない状況を作ることなく数人で話しをしたほうが安心です。

また、飛び込み営業によりトラブルが発生した場合には、一定の条件や期間であれば契約を破棄できる「クーリング・オフ制度」が適用になることがあります。万が一トラブルが発生したら、なるべく早めに消費者生活センターに相談してみましょう。

 

よくあるトラブル(2)追加料金が発生する!?

どのようなジャンルのサービスでも同様ですが、不用品回収業者とのあいだで起こりやすい問題といえば「料金トラブル」です。

とくに、事前に予約して見積書ももらって安心していたのに、予約当日になったら「追加料金が発生した」といった問題が多くあります。

事前に選択した基本プランで支払いをする予定であったにも関わらず、結果的に「家具が思ったよりも大きい」、「数量が予想よりも多い」といった理由をつけて追加料金の支払いを請求されることがあるのです。

 

トラブルを防止するための対策や解決策

まず、このようなオプション関連の追加料金が発生しそうなケースでは、事前に「オプション料金の有無」をよく確認しておくことが大切です。

見積書に詳しくプラン内容が書かれていることはもちろん、かかる料金に関しても内訳をしっかり記載してもらったほうが良いでしょう。また、オプション料金に関して不安だというときには、必ず予約をする際に書面としてオプション料金がかかることはないと明記してもらったほうがより安心です。

 

よくあるトラブル(3)回収後の不法投棄に加担!?

業者に依頼して不用品回収をしてもらったときに、依頼者側が気を付けなければならないことに「不法投棄」という問題があります。

不法投棄とは、文字どおり処分品や廃棄物などの廃棄方法に関する法律を無視して、山中や海などの人目につかないところに投棄する犯罪です。

リサイクル法などが施行されているため、指定された粗大ゴミや大きめの家具などは処分料金や運搬料金などを支払ったうえで行政や販売店、メーカーなどに回収してもらう必要があります。

しかし、悪質な業者のなかには回収料金などを顧客から受け取っているにも関わらず、指定された回収場所に品物を持っていかずに不法投棄をするといった違反を犯している場合があります。

「不法投棄に加担する場合がある」ということに関しては、依頼主は不法投棄をするつもりはなかったとしても、業者が不法投棄をすればそれに対する責任を問われる可能性があるため注意が必要です。

 

トラブルを防止するための対策や解決策

不用品回収サービスを利用して不用品を処分するときには、必ず依頼をするまえに不用品回収を行うための許可を得ている業者であるかを確認する必要があります。

たとえば、一般家庭から出る廃棄物を回収して処理するためには「一般廃棄物収集運搬業許可」が必要であり、工場や事業者から出る産業廃棄物搬入許可証では一般廃棄物の回収はできません。

そのため、きちんと一般廃棄物を回収するための正式な許可証を持っている業者であるかを事前に確認しておきましょう。

また、許可証をもつ業者に依頼したとしても不法投棄というリスクを負わないためには、必ず「回収後の不用品の行方」についても確認することが大切です。

有料で回収される指定品目の場合は指定の処分場で運搬して解体し再利用されますし、不用品回収業者の判断によっては提携先のリサイクルショップに引き取ってもらうということもあります。

そのため、サービスを利用していたあとに不法投棄されていたというリスクを冒さないためには、業者に依頼するときには必ず回収後の不用品の行方について確認しておく必要があります。

 

 


まとめ

残念なことに、不用品回収を業者に依頼する際に大きなトラブルに発展するリスクが存在しています。

ただし、不用品回収業者のなかには、お客様の希望やニーズに堪えるべく全力を尽くしている優良業者がいることも確かです。そのため、今回ご紹介したようなトラブルに発展する可能性があることについて、そしてトラブルを未然に防ぐためにできる防止策、万が一のときのことを考慮した解決策を考えておくとより安心して不用品回収サービスを利用することができるでしょう。